暫く前からCourrier JaponのTwitterアカウントをフォローし始め、毎日流れてくる「今月の紙面からのひと言」に興味引かれて今月号を(も)買ってしまいました。

まだ特集は読んでいないのですが、気になった記事が3つあって、それを紹介。
わたしはどうも雑誌を後ろから読む癖があります。

その1:コーチングで能力が本当に上がるのか?
自分の能力の伸び悩みを感じていた中年外科医がある日、スポーツだけではなくて外科医でもコーチを付けてみたらいいのではないか?と思いついて、実践してみたという記事。一流のスポーツ選手は、もともと能力が高いにも関わらず、より能力を高め勝つためにコーチを必ず付ける。医者は一定レベルに達するとあとは自分で自分の能力の鍛錬が求められるが、ここでもコーチングが有効なのではないか?
ということで、リタイアした先輩にコーチングをお願いした。見てもらうのは1000回くらいは執刀したことのある、熟知したタイプの手術。で、結果、20分のフィードバックで5年分の手術より多くを学んだ、ということ。手術という仕事柄、まわりのことが見えなくなっていて自分では気が付かなかったことが色々あった。
何故この記事が気になったかというと、近頃ビジネスマン、特にマネジメントに対するコーチングが必要だなあとひしひしと感じるからです。「マネジメントなんて経験でなるものであって習うものじゃない」と思う人がいるかもしれないけど、それは間違いです。

その2:貧乏人の経済学

これは書評が載っていたのだけど、とても興味引かれました。著者たちは今注目されている経済学者の2人、とのことです。貧しい人たちの発想・行動から原因を探り、変化を起こすテコを見つける方法論。
たとえば、貧しい地域の農業従事者は肥料があれば翌年生産性がさらに上がると分かっているのに、肥料を買うお金を残すことが出来ない。しかし肥料を先に買っておけば、翌年まで食いつなぐ方はなんとかできる。
でも、こういうことって傍から見れば指摘できることだけど、本人には見えないし自分で行動様式を変えることができない。日本でいえば本当はパチンコやモバゲーなんかにお金を使っている余裕が無いはずの人が、そういう時間の使い方が普通になっちゃっているというのもひとつあるかもしれない。周りの人もみんなやっている、とか。
自分では如何ともしがたい悪循環をどうやって断ち切れるんだろう。
そんな意味でも、この本面白そう。

その3:フラックスという生き方
日本だけじゃなく、グローバルに見ても「固定されない生き方をする人たち=フラックス」がエマージング(台頭)してきている、という話。これまでの経験に捕われず、チャンスがあれば新しいことにどんどん挑戦し、自分を変えていける人たち。会社にしがみつかず、自分が動く。「不安定な状況を積極的に受け入れ、キャリアやビジネスモデル、これまでの常識を修正することに抵抗が無く、それを楽しむ余裕すらある。」
以前は「脈絡が無い、あなた何をする人なの?」と言われていたが、まったく気にする様子は無い。
という記事中のコメントを読んで、「あれ、これって私?」と思ったのでした。
もちろん、人間どこかの段階でラーニングカーブが出なくなってきて、過去のストックを活かすことがよりバリューが出しやすい、という地点に到達することは避けられないはず。でもそれまでの間、いかに柔軟にどん欲に過ごすかですよね。